ライセンシング.

ライセンスを理解するうえで役に立つリンクや、ライセンスのインストール、フローティング サーバーの管理、トラブルの診断に必要なツールについてご紹介します。

ライセンス体系の変更について

Foundryは、より良いユーザーエクスペリエンスを提供し、ライセンスの管理を容易に行っていただくために、ライセンス体系の改訂を進めています。

新しい 「ログインベースライセンス」モデルは完全に任意オプションであり、既存のライセンスモデルの柔軟性を維持しながら、クラウドからアクセスや管理が行えるという利点があります。ログインベースライセンスに移行すると、地理的制約に囚われずどこからでもライセンスにアクセスできるので、オフィスでの作業と自宅での作業を簡単に切り替えることができ、30日間のローミングも可能です。

既存のライセンスモデルに変更はないため、切り替えの準備ができていない場合も問題ありません。

ライセンスモデルのご紹介

ノードロックライセンス
  • 特定マシンのみでの使用が可能
  • ライセンスサーバーが不要
  • マシンがオフラインでもオンラインでも使用可能で、ネットワークに依存しない
  • マシン移行の際は、ライセンス移行申請書の提出と古いライセンスファイルの削除が必要
フローティングライセンス
  • ネットワーク上のどのマシンでもアプリケーションを実行できるように、ライセンスサーバとして機能する特定のマシンに固定
  • サーバマシンへのライセンスサーバソフトウェアのインストールと実行が必要
  • マシンはライセンスサーバと同じネットワーク/VPN上にあることが必要
  • サーバマシン移行の際は、ライセンス移行申請書の提出と古いライセンスファイルの削除が必要
Individual(個人ユーザー向け)ログインライセンス
  • 単一のfoundry.comアカウントに紐付け
  • 最大2台のマシンでの同時アクティベーションが可能
  • ライセンスの移行が不要(別のマシンでライセンスを使用する場合は、アクティベーションを解除して別のマシンでアクティベーションを行うことが可能)
  • ライセンスの初期アクティベーションと更新にはインターネット接続が必要(最長37日間オフラインでの使用が可能)
Team(法人ユーザー向け)ログインライセンス
  • ライセンスはライセンシングシステム内のチームに紐付けられ、チーム内のユーザーはライセンスプールへのアクセスが可能
  • フローティングライセンス同様、ユーザがアプリケーションを閉じるとライセンスが解除
  • 管理者がチームのすべてのユーザとライセンスを管理
  • アプリケーション使用中はインターネット接続が必要(または、ライセンスをチェックアウトして最長30日間のオフライン使用が可能)L

ログインライセンス対応アプリケーション

  • Individual(個人ユーザー向け)ログインライセンス
  • Modo 15.0
  • Nuke 14.0
  • NukeX 14.0
  • Nuke Studio 14.0
  • Nuke Indie
  • Hiero 14.0
  • HieroPlayer 14.0
  • Mari 7.0
  • Team(法人ユーザー向け)ログインライセンス
  • Nuke 14.0
  • NukeX 14.0
  • Nuke Studio 14.0
  • Nuke Render 14.0
  • Hiero 14.0
  • HieroPlayer 14.0
  • Mari 7.0

ログインライセンスのメリット

時間の節約
  • システムID検索、ライセンスファイルのインストール、ライセンスサーバーのセットアップとメンテナンス(フローティングライセンスの場合)が不要
  • 毎年更新時のライセンスキーの再インストールが不要
効果的なライセンス管理
  • 管理用ダッシュボードを使用して、ユーザー、グループ、およびアクセス権を簡単に管理
  • 特定ユーザーのライセンスを予約、あるいはユーザーグループやライセンスプールを作成し、ライセンスへのアクセス権を持つユーザを制御
リモートアクセスが容易
  • インターネット接続が可能な承認されたユーザであれば、ライセンスへのアクセスが可能
  • リモートユーザーのためのライセンスサーバネットワークへのVPNのアクセス維持が不要

ログインライセンス発行の流れ

Individual(個人ユーザー向け)ログインライセンス

  • Create
    1. Foundryアカウントを作成
  • Purchase
    2. ライセンスを購入
  • Download
    3. ソフトウェアをダウンロード
  • Login
    4. Foundryアカウントでアプリケーションにログイン

Team(法人ユーザー向け)ログインライセンス

  • Create
    1. 管理者用のFoundryアカウントを作成
  • Purchase
    2. ライセンスの購入
  • Invite
    3. ユーザーを招待し、招待されたユーザーはチーム招待フローの一部としてFoundryアカウントを作成
  • Download
    4. ソフトウェアをダウンロード
  • Users
    5. ユーザーはFoundryアカウントでアプリケーションにログイン

ログインベースライセンスへの移行

ログインベースライセンスへの移行の準備ができたら、移行申請フォームに入力して送信してください。

Team(法人ユーザー向け)ログインライセンスの場合、ライセンスの移行完了後、Webダッシュボードを使用して、ライセンスプールを使用するユーザーを招待してください。すべてのユーザーを一括でインポートすればより簡単です。招待されたユーザーには招待メールが届きますので、メールアドレスの認証とFoundryアカウントを持っていない場合はアカウントの作成を行なってください。

ライセンスの移行を申請する

ライセンスに関するツール、サポート、ヘルプ

チュートリアル、ドキュメンテーション、ライセンスツール

Foundry Licensing Tools User Guideには、Foundry製品のライセンスについて必要な情報がすべて記載されています。また、 Foundry LicensingのLearnページでは、ライセンスツールに関するチュートリアルをご覧いただけます。

サポート

サポートポータルのライセンスヘルプセクションには、ライセンスおよび問題が発生した場合の対処方法に関する重要な情報が多数掲載されています。お探しの情報が見つからない場合は、サポートポータルからサポートチケットを作成して、サポートチームにお問い合わせください。

ライセンスツール - Foundry Licensing Utility

Licensing Toolsのページには、Foundry Licensing Utility(FLU)の説明とダウンロードリンクがあります。Foundry Licensing Utilityは以下の用途で使用されます:

  • システムIDの取得
  • ライセンスのインストールと表示
  • サーバツールのインストール
  • ライセンスに関する問題のトラブルシューティング

ライセンスの概念、用語

メンテナンスプラン

Foundryのメンテナンスプランでは、技術サポートおよびベータプログラムを提供し、そこで得られるお客様からのご意見・ご要望を製品開発に役立てています。

有効なメンテナンスプランをお持ちのお客様は、アプリケーションの最新メジャーリリースとマイナーリリースが提供され、新機能やバグ修正へのアクセスが可能です。

メンテナンスプランは、通常1年ごとに更新されます。

詳細については、こちらをご覧ください。

永久ライセンス

永久ライセンスの有効なメンテナンスをお持ちの場合は、メンテナンス契約期間中、常にアプリケーションの最新バージョンに無償アップグレードいただけます。メンテナンスの終了日を過ぎると最新バージョンへのアップグレードはできなくなります。

永久ライセンス自体に有効期限はなく、メンテナンス終了日以前にリリースされたアプリケーションバージョンは引き続きご利用いただけますが、メンテナンス更新を行わない場合、メンテナンス終了日後にリリースされたバージョンをご利用いただくことはできません。

永久ライセンスに付属するメンテナンスプランは通常1年毎の更新となります。

例として、2019年7月1日に更新されたライセンスの次回のメンテナンス更新日は2020年7月1日であり、ライセンスには2020.0701と表示されます。更新日以前にリリースされたアプリケーションバージョンは、更新日後も引き続きご利用いただけます。

レンタルライセンス

レンタルライセンスは、レンタル期間中(通常9ヶ月、6ヶ月、3ヶ月)、アプリケーションをご利用いただける期間限定ライセンスです。レンタル期間が終了するとライセンスは失効し、アプリケーションは使用できなくなります。

レンタルライセンスにはレンタル期間中のメンテナンスプランが付属しています。

例として、使用開始日が2019年7月1日の6ヶ月レンタルライセンスの場合、2020年1月1日に有効期限が失効します。失効前にリリースされたバージョンのアプリケーションをご利用いただくことはできますが、ライセンス失効後はアプリケーションをご利用いただくことはできません。

システムID

システムIDは、マシンを識別する一意識別子です。ライセンスは固定のシステムIDに対して生成され、そのマシンにのみインストールできます。ほとんどの場合、ライセンスのご購入時にはシステムIDが必要です。

ログインライセンスについては、システムIDは必要ありません。

詳細についてはこちらをご確認ください。

アクティベーションキー

アクティベーションキーは、ライセンスの生成に使用される英数字の短い文字列で、ノードロックライセンス、フローティングライセンス、ログインライセンスに対して発行されます。アプリケーションのライセンスダイアログでアクティブにするか、製品のアクティベーションページでオンラインでアクティブにすることができます。

ログインに関するFAQ

ご利用規約

ログインベースライセンス未対応製品の今後の対応予定を教えてください。

ログインベースライセンスはすべてのFoundry製品に順次展開していきます。現在Nuke、Modo、Colorwayが対応しており、今後Mari、Katana、Flixが追加される予定です。詳細については今後の発表をお待ちください。

ログインベースライセンスで使用可能な製品バージョンを教えてください。

  • ログインベースライセンスは以下の製品バージョンでご利用いただけます:
    • Nuke / NukeX / Nuke Studio/Nuke Render 14.0v1以降
    • Hiero 14.0v1以降
    • Hiero Player 14.0v1以降
    • Modo 15.0以降のIndividual(個人ユーザー向け)ログインライセンス、Team(法人ユーザー向け)ログインライセンスは今後対応予定
    • Colorway 5.0以降のIndividual(個人ユーザー向け)ログインライセンス

ログインベースライセンスは永久ライセンスの権利に変更をきたしますか。

ログインベースライセンスへの移行により、永久ライセンスの権利が変更されることはありません。

移行プロセス

Nukeライセンスの一部をログインベースに移行し、他のライセンスは現在のオフラインモデルのままにすることは可能ですか。

将来的なライセンス管理を簡素化するために、お客様には、特定製品(例:Nuke / NukeX / Nuke Studio、Hiero、HieroPlayer)のすべてのインタラクティブライセンスを、混在した状態で運用するのではなく、一度にログインベースに移行するようお願いしております。レンダーライセンスの移行は任意です。異なるライセンスモデルが混在した状態で運用する必要がある場合は、営業担当者にご相談ください。

問題が発生した場合、ログインベースライセンスからオフラインライセンスに戻すことはできますか。

問題の発生や状況の変化によりオフラインライセンスの方が適切な場合は、オフラインライセンスに切り替えることができます。

移行前に新しいライセンスシステムを試用することはできますか。

ご試用可能な場合もありますので、営業担当者にご相談ください。

ライセンス認証

ログインベースライセンスは、地理的な制限を受けずにアクセスすることができますか。

ログインベースライセンスには世界中のどこからでもアクセス可能です。ただし、自国以外での製品の使用には、当社のエンドユーザーライセンス契約(EULA)に記載の規則が適用されます。

複数のデバイスに製品をインストールして使用することは可能ですか。

Individual(個人ユーザー向け)ライセンスは、一度に最大2台のマシンでアクティベートできます。Team(法人ユーザー向け)ログインライセンスは、チームが所有する同時接続ライセンスの最大数まで、複数のマシンにサインインしてライセンスを使用することが可能です。

foundry.comアカウントは必ず作成しなければなりませんか?

foundry.comアカウントは必ず作成してください。任意のメールアドレスを認証するだけで、簡単に作成することができます。

ライセンス管理

システム管理者ですが、ソフトウェアは使用しません。ライセンス管理のためにユーザーライセンスを購入する必要はありますか。

管理者にとって必要なのはfoundry.comアカウントだけです。foundry.comアカウントは無償で取得できます。

個人(Individual)と法人(Team)の違いは何ですか。

個人(Individual)とは、foundry.comのシングルアカウントユーザーを指します。Individual(個人ユーザー)ライセンスにアクセスし使用できるのは、単一アカウントのみです。

チーム(Team)とは、ログインライセンスシステム内の法人を表すものです。Team(法人ユーザー)ライセンスは、チーム内のユーザーであれば誰でもライセンスを使用することができます。

管理者は、ユーザーをカスタムグループ化して、拠点や部門ごとにライセンスへのアクセスを制御することはできますか。

 

はい。管理者はTeam Admin ダッシュボードを使用して、複数のユーザーからなるグループを作成し、グループごとにライセンスを割り当てることができます。

Team Admin ダッシュボードの使用方法については、Licensing Online Helpおよび Support Portalを参照してください。

その他の質問

新しい 「ログインベースライセンス」モデルは任意のオプションで、ライセンス移行の申請はいつでも行えます。ライセンスに関するより詳細な情報は、こちらをご覧ください。